クロノグラフの機械式腕時計

クロノグラフの特徴とは

ぜんまいが解ける力を利用して内部の振り子により時を刻む機会式時計は、一定の時を刻むだけの役割とは限りません。一部の高級品に限りクロノグラフと呼ばれる積算時間を計測できる仕組みを追加した機会式腕時計があります。クロノグラフは、竜頭を3時方向に置いた時に2自方向にあるボタンで時間計測スタートとストップの役割を持っています。一方、4時の方向にあるボタンをクロノグラフ機能が停止している状態で押せば、積算時間がゼロにリセットされた状態となる仕組みです。時を刻む時計本来の機能以外に、時間の長さを計測できる機能を追加しているクロノグラフ機能付き機械式腕時計は、時計の内部構造が極めて複雑かつ精密に作られています。

複雑な内部機構だからこそオーバーホールは確実に

クロノグラフの機械式腕時計は、1秒ごとに時を刻み続ける本来の時計機能とは別に、時間計測機能を持つクロノグラフが内蔵されています。2つの機能を1本の腕時計に入れていることから、限られた容積で一般的な機会式時計よりも更に複雑な内部機構を含んでいるからこそ実現出来ているわけです。機械式腕時計は数年ごとにオーバーホールを行う必要がありますが、クロノグラフ機能付きの機械式腕時計ではオーバーホールのサイクルをしっかり守らなければ内部パーツの磨耗が早まってしまう危険性があります。そこで、クロノグラフの機械式腕時計は日頃から丁寧で正しい使い方を行うだけでなく、クロノグラフ部分の針がズレてしまわないように故障発生時には速やかに時計職人へオーバーホール依頼を出さなければなりません。